痛風とは体内の尿酸が溜まる事によって結晶となり、それが関節炎などの症状を引き起こして激痛をもたらす病気です。
そして、一度痛風が発症すると完治する事は難しい病気で、薬で発作が起きないようにするか日頃の食事で尿酸が溜まらないようにするしかありません。
なので、まだ痛風になってない方は今後もならない為の方法と、なった方は今後発作が出ないように食べ物に気をつける事が大事です。
そこで今回は、痛風に悪い食べ物と予防に良い食材などを紹介していきます。
目次
痛風に悪い食べ物とは?
現在、痛風に良くないと言われている食材は以下の物です。
- 鳥・豚・牛レバー
- 干し椎茸
- 煮干し
- ビール酵母
- かつお節
- ローヤルゼリー
痛風の原因でもある尿酸はプリン体が分解されて出来るので、これらの食材はプリン体が多く含まれているので、痛風に悪いとされています。
また、以下の物も痛風の原因になると言われていますので、順番に見ていきましょう。
- 糖分の多い食品
- 尿を酸化させる食品
- ジャンクフード
① 糖分の多い食品
糖分と痛風はかなり密接な関係にあるようで、体が糖分を代謝する時に尿酸が出来て尿酸値が上がると言われています。
なので、糖分を摂りすぎるとその分多く尿酸も作られるので、プリン体の多い食べ物を食べなければ痛風にならない訳ではありません。
また、糖分の摂りすぎは中性脂肪を増やす事になって「肥満」の原因にもなり、肥満と痛風も密接な関係があると言われているので気をつけたい所です。
そして、糖分で言えば「果糖」がかなり曲者で、普通にスーパーで売っている「野菜ジュース」もかなりの果糖が含まれているとご存知ですか?
野菜ジュースは健康に良さそうだからと言って、毎日のように飲んでいると糖分の摂り過ぎとなります。
なので、野菜ジュースを飲むなら「青汁」か自分でミキサーにかけて作られる方が、糖分をコントロール出来て良いですよ。
② 尿を酸化させる食品
痛風の原因となる尿酸は、アルカリ性には溶けやすいのですが酸性には溶けにくい性質があります。
なので、尿が酸化するような食事ばかり摂っていると、尿酸が尿に溶けずにそのまま体内に残り結晶化する事で痛風が発症します。
また、尿管で結晶化すると尿管結石となり「キリで刻まれるような痛み」を体験する事になりますので、なるべく尿を酸性化させる食べ物は控えた方が無難です。
そして、体を酸化させる食べ物は主にインスタント食品や加工品、コンビニ弁当などの添加物が多い食品に多いので、なるべくならインスタント商品は避けた方が良いですね。
③ ジャンクフード
ハンバーガーなどのジャンクフードは、基本的に油が多く野菜が少ない上に、飲み物もコーラなどの甘い物を一緒に頼んでしまいがちです。
なので、体を酸化させる要素と糖分の摂りすぎが合わさっているので、痛風になる確率はかなり高くなるでしょう。
ただ、これも毎日のよう食べていたらの話で、日頃野菜を多く摂りたまに食べる分にはさほど影響は無いとも思います。
しかし、痛風になってる方は、発作が出ないようにする為にもなるべく食べない方が無難な食材ですので気をつけて下さいね。
痛風に良い食べ物や成分とは?
一昔前まで痛風は主に「プリン体」が原因と考えられていたので、プリン体を多く含む食べ物さえ控えるようにすれば、痛風は改善されると思っていました。
しかし、現在の研究では食べ物による痛風の影響は20%程で、残りの80%は体内からプリン体が作られている事が分かっています。
なので、食べ物による痛風の対策としては、プリン体を多く含む食べ物を控えるのでは無く、プリン体が体内で作られないような食生活をする事が大事だと言う事です。
また、尿酸値を下げる成分を摂る事も有効ですので、以下の物は痛風予防に良いと言われる成分となっている為、順に見ていきましょう。
- ビタミンA
- ビタミンC
- マグネシウム
- クエン酸
- 葉酸
- アンセリン
① ビタミンA
ビタミンAによる痛風の作用は、尿酸による結晶化を防ぎ炎症を起こしにくくする作用があります。
また、ビタミンAは目の健康にも大きく関わるので、ある程度の年齡に達している方はなるべく積極的に摂るようにした方が良い成分です。
ビタミンAが多く含まれている食材
- 鳥・豚レバー(約15,000ug)
- うなぎ(1,500ug)
- 銀だら(1,500ug)
- モロヘイヤ(6,600ug)
- にんじん(8,600ug)
- かぼちゃ(4,000ug)
- ほうれん草(5,400ug)
※数値は100gあたりに含まれるビタミンAの含有量
※野菜はβカロテンの数値
成人の1日に必要なビタミンAは850μgRAEと言われています。
また、ビタミンAは脂溶性のビタミンなので、なるべく油と一緒に摂った方が吸収が良くなります。ただ、鳥や豚のレバーはプリン体も多く含まれているので、あまり頻繁に食べない方が無難です。
なので、ビタミンAを摂るなら主に野菜から摂る事をおすすめします。
特に、「ひまわり油」などはビタミンEが豊富で抗酸化作用も非常に強い事から、一緒に摂るとかなりの予防効果が期待できそうです。
② ビタミンC
ビタミンCによる痛風の作用は、体内から尿酸を排出して炎症を抑える効果があります。
また、ビタミンCも抗酸化作用が強く活性酸素の害から体を守る役割があるので、痛風だけで無くあらゆる病気にも有効な成分です。
ビタミンCが多く含まれる食材
- 赤・黄ピーマン(約160mg)
- 柿(70mg)
- キウイ(140mg)
- イチゴ(62mg)
- アセロラ(1700mg)
- ブロッコリー(54mg)
※数値は100gあたりに含まれるビタミンCの含有量
成人の1日に必要なビタミンCは100mgと言われています。
また、ビタミンCは熱に弱く、水に溶けやすいので調理するのが難しい食材ですが、フルーツからだと比較的簡単に摂れそうです。
ただ、フルーツを毎日食べるのもかなりお金がかかります。
なので、今はかなり安くビタミンCのサプリが手に入りますので、なかなか毎日摂るのが難しい方はサプリで摂る方が効率的かも知れません。
そして、色々見た中では、アサヒの「ディアナチュラ」が製品的にもコストパフォーマンス的にも、一番良かったので私も愛用しています。
こちらは一粒で500㎎以上のビタミンCが入ってるので、一日一粒飲めば十分です。
また、120粒入ってるので、これ一つで4か月持って500円もしないのは、かなりのコストパフォーマンスではないでしょうか。
そして、なぜかドラッグストアで買うとかなり高いので、買うならなるべく通販がおすすめですよ。
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③ マグネシウム
マグネシウムによる痛風の作用は、尿の酸性化を防いで体内から尿酸排出を促す効果があります。
また、マグネシウム不足になると「こむら返り」や「不整脈」などの原因にもなるので、こちらもなるべく積極的に摂るようにした方が良い成分です。
マグネシウムが多く含まれる食材
- アーモンド(270mg)
- カシューナッツ(240mg)
- いり大豆(240mg)
- さくらえび(310mg)
- 焼き海苔(300mg)
- 抹茶(230mg)
※100gあたりに含まれるマグネシウムの含有量
成人の1日に必要なマグネシウムは340mgと言われています。
また、マグネシウムは日本人に不足がちな成分と言われていて、アルコールやコーヒーをよく飲む人は特に不足していると言われているので、積極的に摂るようにしたい所です。
そして、マグネシウムを多く含む食材として注目されてるのがアーモンドです。
アーモンドは、マグネシウムを多く含むだけでは無く「若返りのビタミン」とも言われる程、アンチエイジング効果がすごい食べ物です。
実際、こちらの本に詳しく書かれていますが、
アーモンド農家の方は、日頃からアーモンドをおやつ代わり食べてるせいか、みんな実年齢よりもかなり若く見えるそうです。
そういった事から、アーモンドは体内の酸化を防ぐ事に優れていて、尿の酸化を防ぎ体内から害のある尿酸も排出してくれるので、痛風予防にも十分な効果があります。
ただ、アーモンドはスーパーなどで買うと、たった200gで600円以上とかなり高額です。
しかし、色々探すと通販なら1㎏も入って1,680円ほどなので、スーパーで買うよりも半額くらいの価格で買えるのでおすすめですよ。
実際に私も通販で購入してますが、「自然の館」から出しているアーモンドは、本場カリフォルニアへ視察に行き、これは!と思う新鮮なアーモンドだけを厳選して製品にしています。
さらに、無添加、無塩なので血圧が高い方にも安心です。
おまけに「自然の館」のアーモンドは、500gずつ2つに分かれてるので慌てて食べる事も無く、いつでも新鮮な美味しいアーモンドが食べれる所が魅力となっています。
なので、マグネシウム不足解消と若返りや健康の為にも是非、アーモンドを生活に摂り入れてみてはいかがでしょうか?
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④ クエン酸
クエン酸による痛風の作用は、尿をアルカリ化し、尿酸の排出を妨げる乳酸を減らす効果があります。
尿が酸性化すると尿酸がとけにくくなるので、クエン酸はその問題を改善してくれるのでかなり重要な成分だと言えます。
クエン酸の多く含まれる食材
- 梅干し(4g)
- レモン(6g)
- ライム(6g)
- キウイ(1g)
- みかん(1g)
※数値は100gあたりに含まれるクエン酸の含有量
成人の1日に必要なクエン酸は2gと言われています。
食材を見ても分かるように、クエン酸とは「酸っぱい系」の成分の事です。
なので、そんなにめちゃくちゃ食べる必要は無いですが、出来る限り毎日摂りたい成分なので、こちらも粉のサプリが通販でかなり安く売られていておすすめです!
特にこちらのクエン酸 1kgは、これだけ入って680円なのでかなりお買い得です。
使い方としては、水、塩、クエン酸と好みで砂糖を入れるとオリジナルのスポーツドリンクとなりますし、野菜ジュースなどに入れると必要な栄養も摂れて一石二鳥です。
また、クエン酸は水垢やお風呂の石鹸カスなどを落とす作用もあるので、掃除道具としても活躍します!
なので、クエン酸 1kgがあれば、痛風予防だけで無く色んな使い道があるので、こちらも是非毎日の生活にクエン酸を取り入れてみて下さい。
⑤ 葉酸
葉酸による痛風の作用は、代謝を正常化し、尿酸を作る酵素の働きや尿酸の生成を抑える効果があります。
葉酸はビタミンB群の一種で、ほうれん草の葉から発見された事で「葉酸」と名付けられました。
葉酸は主に妊婦が積極的に摂るべき栄養素と言われてきましたが、近年の研究で尿酸値を下げる効果がある事が分かり、痛風治療として注目されてる栄養素です。
葉酸が多く含まれる食材
- 鳥・豚・牛レバー(約1000μg)
- えだまめ(260μg)
- モロヘイヤ(250μg)
- アスパラガス(220μg)
- ケール(120μg)
- ほうれん草(110μg)
※100gあたりに含まれる葉酸の含有量
成人の1日に必要な葉酸は240gと言われています。
葉酸は主にレバーに多く含まれているのですが、レバーはビタミンAも多く含まれてい為、あまり食べ過ぎるとビタミンAの過剰摂取となります。また、プリン体も多いので痛風には良くありません。
なので、なるべく葉酸を摂るなら野菜から摂る事をおすすめします。野菜では枝豆やモロヘイヤに比較的多くの葉酸が含まれています。
ただ、こちらも毎日食事で必要量を摂るのはキツイと思うので、サプリなどで補うのが現実的です。
また、葉酸のサプリも色々出回ってますが、製品の質やコストパフォーマンス的にもやはりアサヒの「ディアナチュラ」が一番おすすめです。
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⑥ アンセリン
アンセリンによる痛風の効果は、尿酸値を下げたり炎症を抑える効果が確認され、痛風対策の新しい成分として注目されています。
他にも、血圧を下げる効果や疲労回復効果もあるので、年配者にとっては色んな面で効果のある成分と言えます。
また、アンセリンは主に回遊魚と鳥類の筋肉に多く含まれていて、特に回遊魚から摂れるアンセリンに尿酸値を下げる効果が高い事が分かっています。
アンセリンが多く含まれる食材
- マグロ
- カツオ
- サケ
- 鶏肉
ただ、マグロやカツオなどは痛風に悪いとされるプリン体も多く含まれているので、食事からアンセリンを摂るなら鶏肉から摂る方が良いです。
しかし、それだと尿酸値を下げる効果が低くなるので、こちらも便利なサプリで摂るのが効率的ですね。
そして、アンセリンもドラッグストアなどで買うとめちゃくちゃ高いので、通販が安くておすすめですよ。
特に、こちらのアンセリン 約3ヵ月分は、コストパフォーマンス的にも最高で、口コミでも以下のようものが見られます。
「これを飲み続けた事で尿酸値が本当に下がりました!」
「尿酸値が2ヶ月で6.5まで下がりました!(^^)!」
「1年飲んですっかり痛みが消えました!おすすめです!」
もし、毎日の生活の中で血圧や尿酸値を少しでも下げて、疲労回復効果も得たいならアンセリンサプリのアンセリン 約3ヵ月分がおすすめですよ。
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終わりに
痛風になるのも結局は生活習慣が原因だと思います。
何も知らずに美味しいからと言ってレバーなどを頻繁に食べていると、知らずに尿酸値が上がって気付けば痛風になっていると言った感じではないでしょうか。
しかし、痛風になる理由をしっかり理解して、なるべくここに挙げた予防に良い食材を摂るようにすれば、かなりの痛風予防になるのでは無いかと思います。