東福寺と周辺の紅葉 2019!見ごろや穴場&ライトアップおすすめスポット5選!

京都はお寺が多い事もあって、特に紅葉が綺麗な場所が多いです。

そして、東福寺は国指定名勝「方丈庭園」の緑と紅葉の対比が素晴らしい紅葉スポットで、JR京都駅からも近い事もあり人気のスポットとなっています。

さらに、東福寺周辺には他にも紅葉のきれいな名所が並んでいる為、京都駅の近くで存分に紅葉狩りを楽しむならベストのスポットと言えます。

今回は、そんな東福寺や周辺の穴場やライトアップスポットを紹介していきますので、是非、今後のお出かけの参考にしてみてください。

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【京都】東福寺と周辺の紅葉 2019!見ごろや穴場&ライトアップおすすめスポット5選!

① 京都屈指の紅葉の名所!「東福寺」

「東福寺」は、1236年に摂政の九條道家が九條家の氏寺とする為に建てられたものです。

ちなみに、「東福寺」の名前の由来は奈良の「東大寺」「興福寺」の東と福の字を取って付けられました。

そして、東福寺の紅葉はもともと境内にあった桜の木を室町時代に全て伐採し、代わりにカエデを植えたことが始まりで、現在では紅葉の名所として人気スポットとなっています。

また、見ごろは毎年11月20日前後となっていて、12月上旬くらいまで見事な紅葉が楽しめます。

特に、境内にある2000本の真っ赤なカエデを、「通天橋」から眺める光景は圧巻で、特に眼下に広がる渓谷「先玉潤(せんぎょくかん)」は息を呑むほどの美しさです。

また、シーズン中の境内は真っ赤な落ち葉で上も下も赤く染まるので、まさにここでしか撮れない非現実的な写真も撮れるのが魅力でもあります。

東福寺は庭がすごい

さらに、昭和の作庭家「重森三玲」が手がけ「国指定名勝」となった「方丈庭園(ほうじょうていえん)」も見どころで、特に北庭の緑と紅葉の対比が美しいです。

また、11月1日~12月2日までは特別拝観として「国宝 龍吟庵方丈庭園」も見る事ができるので、普段はなかなか見れない名庭も堪能できるのも魅力となっています。

ただ、残念ながらライトアップなどの演出はありません。

そして、紅葉以外にも東福寺にある「三門」は室町時代に作られたもので、現存する三門の中では最古のものとなり、これを見るだけでも価値がありますよ。

さらに、本堂に入ったすぐ上に描かれた龍は、日本画家の「堂本印象」が描いたもので、こちらを睨みつける迫力ある龍図は必見です。

東福寺の混雑状況

そして、京都駅からも近く非常に有名な紅葉スポットでもあるので、紅葉シーズンはめちゃくちゃ混雑します。

また、境内はかなり広いですがシーズン中の昼は特に人が多く、少しでも混雑を避けるなら朝一番か夕方閉館ギリギリに行くのがベストです。

東福寺の詳細

紅葉の見頃
11月下旬~12月上旬

拝観時間
9:00~16:30(受付閉門30分前まで)

※11月1日~12月3日は8:30~

ライトアップ
なし

料金
通天橋・開山堂 400円
方丈庭園    400円

特別拝観
11月1日~12月3日
国宝・龍吟庵方丈庭園 500円

お問い合わせ
075-561-0087

アクセス
JR東福寺駅から徒歩10分

駐車場
20台(紅葉の時期は使用不可)

場所

② 東福寺周辺で見事な庭園が見れる!「光明院」

「光明院(こうみょういん)」は、東福寺の塔頭(たっちゅう)として1391年に「金山和尚大禅師」によって開かれました。

塔頭とは、祖師や門徒高僧の死後に弟子が師の徳を慕い、大寺・名刹に寄り添って建てた塔の事を言います。

なので、光明院は東福寺からわずか100mほどの場所にあり移動も楽です。

そして、光明院の見どころとしては、別名「虹の苔寺」の由来となる「波心の庭」 の見事な緑と、その庭を彩る紅葉のコラボレーションと言えます。

なので、東福寺のようにものすごい数のダイナミックな紅葉とは違い、個性的な美しい庭と紅葉の繊細なコラボレーションが見どころのお寺です。

また、光明院の見ごろも毎年11月20日前後なので、行くならその時期に合わせて行ってみて下さい。

そして、この庭も昭和の庭師「重森三玲」が手がけたもので、75もの石を苔と白砂の間に配置した見事な庭は一見の価値があり、インスタ映えもしますよ♪

ただ、光明院もライトアップはありません。

光明院の混雑状況

光明院は東福寺の混雑に比べると、シーズン中でも人が少ない穴場なお寺と言えます。

混雑しない理由としては、「観光寺院」では無い為あまり知られてない可能性もあるかも知れません。

しかし、庭の真ん中に池のように配置された白砂や、周りの苔や無数の石の景観は他には無い魅力があり、それプラス紅葉がアクセントとして見える景色は非常に美しいです。

是非、東福寺へ紅葉を見に行くなら穴場な光明院へも出かけてみて下さい。

ちなみに、東福寺から光明院へはの東福寺の三門から「勅使門」を抜けた先にあります。

光明院の詳細

紅葉の見頃
11月下旬~12月上旬

拝観時間
8:00~日没

ライトアップ
なし

料金
拝観料 300円

お問い合わせ
075-561-7317

アクセス
JR・京阪「東福寺駅」下車徒歩約15分

駐車場
あり(紅葉シーズンは利用不可)

場所

③ 東福寺周辺で秘仏が見れるのはここ!「今熊野観音寺」

「今熊野観音寺(いまくまのかんのんじ)」は、807年に「熊野権現」のお告げによって弘法大師・空海がこの地に庵を結んだ事が起源とされているお寺です。

また、本尊にある「十一面観音像」弘法大師の手彫りと言われている秘仏で、頭痛封じの観音様として知られています。

ただ、秘仏は常に見れる物では無く毎月18日に開扉される為、紅葉の時期に弘法大師の秘仏を見たいなら、11月18日に行かれると紅葉と両方楽しめます。

また、今熊野観音寺の見ごろも11月20日前後になる場合が多いので、18日くらいはちょうど良いと言えますね。

そして、今熊野観音寺の紅葉の見どころは、境内のいたる所でカエデなどの紅葉が楽しめます。特に、本堂付近を囲うように紅葉がある為ゆっくり歩いて散策すると楽しいですよ。

さらに、本堂前には「ぼけ封じ観音さん」「子護弘法大師の像」など、紅葉以外の見どころもあるので、デートや家族のお出かけにもピッタリです♪

ただ、今熊野観音寺もライトアップなどの演出はありません。

今熊野観音寺の混雑状況

今熊野観音寺も東福寺周辺のお寺の中では混雑が少なく、比較的ゆったりと紅葉が見れるので穴場なお寺と言えます。

ただ、ピーク時の昼の時間帯はそこそこ人が多い時もありますが、歩けないほどの混雑はない為、紅葉散歩に出かけるにはちょうど良いお寺です。

また、東福寺からはおよそ1kmほどの距離で、歩いても20分くらいなのでぶらぶら散歩デートするにもちょうど良い距離と言えます。

是非、東福寺へ紅葉を見に行くなら穴場な今熊野観音寺へも出かけてみて下さい。

今熊野観音寺の詳細

紅葉の見頃
11月下旬~12月上旬

拝観時間
8:00~17:00

ライトアップ
なし

料金
拝観料 400円

お問い合わせ
075-561-5511

アクセス
市バス「泉涌寺道」下車徒歩約10分

駐車場
なし

場所

④ 東福寺周辺で個性的な庭園が見れる穴場「泉涌寺」

「泉涌寺(せんにゅうじ)」は、鎌倉時代に境内造営中、泉が湧いた事から「泉涌寺」の名前が付けられました。

また、1225年に中国から渡来した美仏として名高い「楊貴妃観音像」(重要文化財指定)が安置されている事でも有名です。

そんな泉涌寺の紅葉のみどころは、何と言っても御座所前にある「御座所庭園」の紅葉です。正直、泉涌寺の入り口付近や「楊貴妃観音堂前」なども紅葉していますが、それほどキレイと言う訳ではありません。

しかし、「御座所庭園」の紅葉はとにかく色のバリエ-ションも多く、赤や黄色はもちろんオレンジや常緑樹の緑など、色の対比が非常に美しいのが特徴です。

さらに、庭自体の作りも非常に洗練されていて、見る場所によっては全然イメージが変わるので、色んなカットから写真を撮ると非常に面白いですよ。

また、泉涌寺の紅葉の見ごろも例年は11月20日前後なので、その時期に見に行くと紅葉の見事なグラデーションを堪能する事ができます。

ただ、泉涌寺は「御座所庭園」へ入る為に拝観料とは別に300円かかる為、トータルで800円必要になるのとライトアップも無いのがデメリットと言えます・・・。

そして、この辺は先程の「今熊野観音寺」「雲龍院」なども同じエリアにある為、ぶらぶらと紅葉散歩するには非常に良いスポットです。

泉涌寺の混雑状況

泉涌寺も東福寺周辺のお寺の中では混雑が少なく、比較的ゆったりと紅葉が見れるので穴場なお寺と言えます。

ただ、混雑が少ないとはいえ全く人がいない訳ではないので、ピークの時期はちょっと人も多く感じる日があるかも知れません。

しかし、歩けないほど混雑する事はない為、過ごしやすい紅葉スポットと言えます。

また、泉涌寺も東福寺からはおよそ1kmほどで、歩いて20分くらいの距離なのでぶらぶら散歩デートするにもちょうど良い距離と言えます。

是非、東福寺へ紅葉を見に行くなら穴場な泉涌寺へも出かけてみて下さい。

泉涌寺の詳細

紅葉の見頃
11月下旬~12月上旬

拝観時間
9:00~17:00(受付終了16:30)
※12~2月は~16:30(受付終了16:00)

ライトアップ
なし

料金
拝観料 500円
※庭園は別途 300円

お問い合わせ
075-561-1551

アクセス
市バス「泉涌寺道」下車徒歩約12分

駐車場
30台

場所

⑤ 東福寺周辺でライトアップが見れる穴場!「雲龍院」

「雲龍院(うんりゅういん)」は、1372年(室町時代)に創建された泉涌寺の別院です。なので、場所も泉涌寺のすぐ隣にあります。

そして、雲龍院の紅葉の見どころは、東山を背景とした青い杉苔と紅葉のコントラストが美しい庭園の景観です。

さらに、雲龍院の紅葉の特徴は、その美しい庭園を「蓮華の間」にある「色紙の窓」を通して見る事と言えます。

「色紙の窓」とは、「蓮華の間」にある庭に面した障子に四角い4つの窓を付けたもので、それぞれ「椿・灯籠・紅葉・松」が見えるように配置されています。

 
 
 
 
 
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また、これ以外にも「書院悟之間」「悟りの窓」と呼ばれる丸い窓もあり、まさに仏教の世界感を感じながら、紅葉が楽しめるスポットと言えます。

そして、「四角と丸の窓」があるお寺は、金閣寺の近くにある「源光庵」にもありますが、小さく4つに区切ってる窓はここだけなので、わざわざ見に行くだけの価値はあります。

さらに、雲龍院は東福寺周辺の紅葉スポットの中では唯一ライトアップされるお寺でもあるので、昼間に東福寺や周辺のお寺を回って夕方に雲龍院へ行くのがベストです。

また、雲龍院の紅葉の見ごろも11月20日前後なので、その時期に見に行くと見事な紅葉が窓から堪能する事ができますよ♪

雲龍院の混雑状況

雲龍院も東福寺周辺のお寺の中では混雑が少なく、ゆったりと紅葉が見れる穴場スポットと言えます。

ただ、さすがに見ごろの時期の連休や土日、ライトアップ期間中ははちょっと人も多く感じる日があるかも知れませんが、平日は人も少ない穴場と言えます。

また、雲龍院も東福寺からはおよそ1kmほどの距離で、歩いて20分くらいなのでぶらぶら散歩デートするにもちょうど良い距離と言えます。

是非、雲龍院へ紅葉を見に行くなら穴場な泉涌寺へも出かけてみて下さい。

雲龍院の詳細

紅葉の見頃
11月下旬~12月上旬

拝観時間
9:00~16:30(受付終了)

ライトアップ
期間 2019年11月17日(日)~11月24日(日)
時間 日没~20:30

料金
拝観料 400円

お問い合わせ
075-541-3916

アクセス
市バス「泉湧寺道」下車、徒歩15分

駐車場
7台

場所

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終わりに

JR京都駅に近い東福寺周辺の紅葉スポットを紹介してきましたがいかがでしたか?

実際、東福寺だけでも色んな見どころがあるので十分ですが、周辺のお寺も個性的な紅葉スポットとなっているので、紅葉散歩するには最高のコースと言えます。

是非、京都駅近くで最高の紅葉を楽しみたいなら、東福寺周辺の紅葉スポットを回ってみて下さい。

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