京都の紅葉といえば嵐山が有名ですが、中でも「トロッコ列車」に乗って見る紅葉は格別で、毎年大勢の紅葉見物客で賑わいます。
特に保津峡のダイナミックな渓谷美や、赤や黄色に彩られた紅葉を間近に見ながら楽しめるので、一度体験したら何度でも行きたくなるほどの魅力があります。
さらに、帰りは亀岡から嵐山までの「保津川下り」が人気で、今度は川から赤や黄色に彩られた渓谷を遠目に楽しめる為、嵐山の紅葉をとことん満喫できますよ。
今回は、そんなトロッコ列車や保津川下りの紅葉シーズンの予約と混雑や所要時間などについて紹介していきます。
是非、今後のお出かけの参考にしてみて下さい。
目次
嵐山のトロッコ列車と保津川下りの予約方法 2019!所要時間や混雑はどれくらい?
嵯峨野 トロッコ列車について
嵯峨野トロッコ列車は、「トロッコ嵯峨野駅」から「亀岡駅」までの全長約7.3kmを25分かけてのんびりと走る観光列車です。
また、平均速度は約25kmと、ちょっと早い自転車くらいの速さなので、列車と言えどじっくりと周りの紅葉を観察する事ができるのが特徴となっています。
特に景色が美しい場所では、速度を落として走ってくれるので、撮りたい景色も見逃すこ事無くバッチリ写真に撮れますよ♪
そして、春は桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は時には雪景色など、まさに四季を通してそれぞれの景色を楽しめる列車と言えます。
また、トロッコ列車は5両編成となっていて、1号車~4号車までが窓ガラスが付いたタイプで、最後の5号車が窓ガラスの無いオープン車両『ザ・リッチ号』となっています。
なので、春から秋は『ザ・リッチ号』に乗ると風が気持ち良いいですし、写真も撮りやすいので人気があります。
しかし、冬は寒い為、窓付きタイプの車両に石油ストーブが導入されるので、冬に行かれる場合は窓付きタイプがおすすめです。
トロッコ列車の予約について
トロッコ列車の予約については、「全席指定」「全車禁煙」になっていて乗車1か月前の同日午前10時から乗車30分前まで購入が可能です。
購入場所は、JR西日本のみどりの窓口、JR西日本の電話予約サービス、主な旅行会社などから購入可能となっています。
なので、関西以外の場合は旅行会社から購入する方が良いかも知れません。
ちなみに予約できる旅行会社は以下の通りです。
・朝日旅行
・近畿日本ツーリスト
・京王観光
・JR九州(JR九州旅行支店、旅行センター)
・JR四国(ワーププラザ、ワープ支店)
・ジェイアール東海ツアーズ
・JR東日本(びゅうプラザ)
・JR北海道(ツインクルプラザ・JR北海道プラザ)
・ジェイティービー
・タビックスジャパン
・東芝ツーリスト
・東武トップツアーズ
・トラベル日本
・奈良交通
・南海国際旅行
・西鉄旅行
・日通旅行
・日本旅行
・農協観光
・阪急交通社
・名鉄観光サービス
・読売旅行
※一部取扱っていない営業所があります。
そして、JR西日本電話サービスは以下の通りです。
・0088-24-5489(通話料無料)
・受付時間 8:00~22:00(年中無休)
ちなみに、JR西日本電話サービスで予約は完了しますが、購入にはクレジットカードが必要です。
また、チケットの郵送は無く、当日京都の「みどりの窓口」で予約番号と電話番号の下4ケタでチケットを受け取るようになっています。
そして、紅葉シーズンに嵐山へ行く日が確定しているなら、なるべく早めに予約してチケットを手に入れておく方が良いです。
特に春の桜のシーズンや秋の紅葉シーズンは混雑する日が多い為、ギリギリの時間だとチケットが売り切れてる可能性もあります。
ただ、予約購入できるのは窓付きの1号車~4号車までとなっていて、窓のない5号車「ザ・リッチ号」は当日券のみの販売ですので注意が必要です。
トロッコ列車の当日券について
どうしても窓の無い「ザ・リッチ号」に乗りたいならば、早めに窓口へ行って当日券を購入するしかありません。
ただ、「前売乗車券」を購入しておいて、乗車当日に窓口で「リッチ号の当日乗車券と交換する方法」もあります。
しかし、混雑状況によっては希望に添えない事もあるので、一番確実なのは1号~4号車の前売り券を購入しておいて、当日なるべく早い時間に窓口へ行って5号車と交換するのがベストです。
当日券の販売開始時間は以下の通りとなっています。
トロッコ嵯峨駅 午前8時35分
トロッコ嵐山駅 午前8時40分頃
トロッコ亀岡駅 午前8時50分頃
ちなみに、およその販売開始時間は決まっているのですが、みんな良い席を求めている為、早い所では午前7時くらいから並んでいる所もあります。
なので、繁忙期は午前中には当日券が売り切れてしまう事もある為、「ザ・リッチ号」の当日券と交換するには、午前8時くらいには窓口へ並ぶ必要がありそうです。
また、トロッコ列車の予約は午前中から埋まる為、「保津川下りはしない」なら夜のライトアップの時間帯を狙うのも良いです。
トロッコ列車では10月中旬~12月初旬の期間中、16:30~19:30までライトアップを行っているので、昼間とは全然違うロマンチックな紅葉が楽しめますよ♪
なので、カップルで紅葉デートを楽しむなら、夕方の時間帯で往復券を予約するのも良いのではないでしょうか。
トロッコ列車のおすすめ座席について
そして、トロッコ列車は全席指定席で場所も自分で選べるのが特徴です。
また、嵯峨駅から亀岡駅へ向かうなら、進行方向の右側の座席の方が保津川の見える時間が長い為、景色的には良いと言えます。
もちろん、山側もキレイな紅葉が間近で見れて良いのですが、「景色」として見ると川沿いの方が絵になります。
また、混雑時は指定席が全て埋まった後に人数限定で「立ち席券」が発売されます。
立ち席券は、車両の出入り口付近のスペースに乗車する為、仮に指定席で先頭車両の前の席を確保しても、立ち席券の人がそこにいると前が見えなかったりします。
なので、川沿いが多い右側の座席に座るなら、1号車の場合は先頭を避けて6番~10番の偶数席、2号車の場合は2番~12番の偶数席を予約すると、右側の座席で景色を堪能できます。
出典:https://www.sagano-kanko.co.jp/
また、トロッコ列車で帰る場合は逆で、1号車は5番~9番の奇数席、2号車は1番~11番の奇数席を予約すると長く保津川の景色を楽しめます。
ただ、往復でトロッコ列車を利用する場合「ザ・リッチ号」は、片側しか乗れないようになっているので、どちらがいいか選んで購入して下さい。
そして、逆側の席も川が全く見えない訳では無い為、一番はやはり両方に座るのがベストかも知れません。
トロッコ列車の混雑について
トロッコ列車の混雑状況としては、やはり紅葉シーズンの10月下旬~12月初旬はいつも以上に混雑します。
特に紅葉が見頃になる11月中旬以降は、トロッコ列車の席も予約でいっぱいになる為、その時期にトロッコ列車に乗るつもりなら早めに予約しておく必要があります。
特に、紅葉の時期は「トロッコ列車」と「保津川下り」を楽しむ人が多い為、11月中旬以降の亀岡行き午前中のチケットを入手するなら、早めに予約しないと売り切れてる可能性が高いです。
しかし、保津川下りを楽しむ人は帰りはトロッコ列車には乗らないので、ただトロッコ列車からの紅葉を楽しみたいだけなら、亀岡からトロッコ列車に乗るのもアリです。
つまり、「嵯峨嵐山駅」から「馬堀駅」までJRで行って、トロッコ亀岡駅から嵯峨駅までの午前中のチケットなら、比較的混雑するシーズンでも入手しやすいです。
しかし、トロッコ列車に乗って「保津川下り」も楽しみたい場合は、やはり早い時期から計画的に午前中のチケットを手に入れておくのがベストと言えます。
トロッコ列車の詳細
期間
3月1日~12月29日
時間
9:01~16:01の1時間おきに運行
※紅葉や休日は臨時列車の運行あり
休日
水曜日運休
※紅葉の時期は休まず運行
料金
片道620円
トロッコ列車の時刻表
下り 嵯峨⇒亀岡行き | ||||
列車名 | トロッコ嵯峨 | トロッコ嵐山 | トロッコ保津峡 | トロッコ亀岡 |
嵯峨野1号 | 09:01発 | 09:04発 | 09:12発 | 09:24着 |
嵯峨野3号 | 10:01発 | 10:04発 | 10:12発 | 10:24着 |
嵯峨野5号 | 11:01発 | 11:04発 | 11:12発 | 11:24着 |
嵯峨野7号 | 12:01発 | 12:04発 | 12:12発 | 12:24着 |
嵯峨野9号 | 13:01発 | 13:04発 | 13:12発 | 13:24着 |
嵯峨野11号 | 14:01発 | 14:04発 | 14:12発 | 14:24着 |
嵯峨野13号 | 15:01発 | 15:04発 | 15:12発 | 15:24着 |
嵯峨野15号 | 16:01発 | 16:04発 | 16:12発 | 16:24着 |
(臨時)嵯峨野81号 | 17:09発 | 17:12発 | 17:22発 | 17:35着 |
上り 亀岡⇒嵯峨行き | ||||
列車名 | トロッコ亀岡 | トロッコ保津峡 | トロッコ嵐山 | トロッコ嵯峨 |
嵯峨野2号 | 09:29発 | 09:40発 | 09:52発 | 09:55着 |
嵯峨野4号 | 10:29発 | 10:40発 | 10:52発 | 10:55着 |
嵯峨野6号 | 11:29発 | 11:40発 | 11:52発 | 11:55着 |
嵯峨野8号 | 12:29発 | 12:40発 | 12:52発 | 12:55着 |
嵯峨野10号 | 13:29発 | 13:40発 | 13:52発 | 13:55着 |
嵯峨野12号 | 14:29発 | 14:40発 | 14:52発 | 14:55着 |
嵯峨野14号 | 15:29発 | 15:40発 | 15:52発 | 15:55着 |
嵯峨野16号 | 16:29発 | 16:43発 | 17:00発 | 17:03着 |
(臨時)嵯峨野82号 | 17:40発 | 17:53発 | 18:07発 | 18:10着 |
お問い合わせ
075-861-7444
場所
保津川下りについて
保津川下り(ほづがわくだり)は、亀岡から嵐山までの約16kmの渓流を約2時間かけて下っていく、年間約30万人の観光客が訪れる人気スポットとなっています。
特に、ただ穏やかな渓流をのんびり下るのでは無く、途中10ヶ所ほど水しぶきが上がるほどの急流や、動物の形をした奇岩スポットなど変化に富んだコースが楽しめるのが特徴です。
また、船頭さんが道中の詳しい説明や面白い話をしてくれるので、非常に充実した時間が過ごせますよ。さらに、途中で「トロッコ列車」と並走するような場面もあり、お互い手を触り合うなどのやりとりも楽しいです。
なので、ちょっとしたスリルを味わいながらユニークな経験もできる為、嵐山へ遊びに行くなら一度は乗っておきたい船と言えます。
それプラス、紅葉のシーズンは雄大な保津峡の黄色や赤に彩られた木々も楽しめる為、普段よりも何倍もの価値がある景色を堪能できるのも魅力となっています。
また、11月下旬の紅葉の見頃は特に周り全体が紅葉して、川の真ん中からしか見る事の出来ない絶景を堪能する事ができます。
是非、嵐山へ紅葉を見に行くなら保津川下りを体験してみて下さい。
そして、トロッコ亀山駅から保津川下りへは「京阪京都交通バス」で移動します。バス乗り場はトロッコ亀岡駅のすぐ前にあり、運賃は310円で所要時間は15分ほどです。
保津川下りの予約について
保津川下りの予約については、基本10名からの予約が必須となっています。
そのため、10名以上の団体の場合は事前に予約する事が可能ですが、10名以下だと予約は出来ないので、実際に現地へ行ってからチケットを購入する流れになります。
また、基本「保津川下り」は1時間に1本しか出航しない為、紅葉シーズンなど人があまりにも多い場合は何時間も待つ場合もあります。
ただ、12月上旬~3月9日までの「冬期お座敷暖房船」の場合は1名からの予約が可能ですので、冬に行かれる場合は10名以下でも予約可能です。
また、冬期は船をビニールで囲ってストーブもつける為、中はあったかいので冬に保津川下りを楽しむのもありではないでしょうか。
保津川下りの混雑について
紅葉シーズンは「トロッコ列車」で亀岡に行ってから「保津川下り」で嵐山へ帰るパターンの人が多い為、特に午前中の保津川下りは非常に混雑します。
また、朝一番のトロッコ列車で亀岡へ行き、最短で「保津川下り」まで行けたとしても、団体組と一緒だった場合は船に乗れず、何時間も待たされる場合もあります。
そうなると、その後の予定も崩れてしまいますね・・・。
なので、午前中に保津川下りを楽しみたい場合は、先にJRで亀岡駅まで行って保津川下りの朝一の便で嵐山まで帰ってから、その後トロッコ列車に乗るのもアリかも知れません。
特に、10月中旬からはライトアップもされる為、トロッコ列車の夕方の便のチケットを予約しておけば、ライトアップされた紅葉を満喫できますよ♪
もちろん、紅葉シーズンはトロッコ列車の当日券も取りにくいですが「立ち席券」などもある為、「混雑している保津川下り」よりはすぐに乗れる可能性が高いです。
保津川下りの詳細
期間
通年
時間
3月10日~11月30日
9:00~15:30(1時間おきに出航)
12月上旬~3月9日
10:00~14:30(1時間おきに出航)
休み
9月5日
12月29日~1月4日
料金
大人 4,100円
小人 2,700円(4歳~小学生)
予約やお問い合わせ
0771-22-5846
場所
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終わりに
嵐山の人気紅葉スポットである「トロッコ列車」や「保津川下り」について紹介してきましたが、いかがでしたか?
やはり「嵐山」は京都の中でも特に人気の紅葉スポットであり、トロッコ列車や保津川下りは定番中の定番スポットなので、シーズン中の混雑は避けられません。
しかし、他では見れない見事な紅葉は、例え混雑していても見るだけの価値が十分ある為、一度も行ったことが無い方は是非、秋の嵐山へ出かけてみて下さい。