日本人の死因トップ3に数えられる脳卒中。
脳卒中とは、脳梗塞と脳出血とくも膜下出血の3つの総称です。
その中でも動脈硬化によって引き起こされるのが脳梗塞です。
脳梗塞は年寄りに多い病気と思われがちですが、近年、30代~50代の比較的若い年齢の人も増えてきてるそうです。
少し前にも、脳梗塞を起こすアーティストやタレントのニュースを目にすることがありましたね。
若者に増えてる理由として、偏った食生活やストレスや不規則な生活習慣によるものが、原因と考えられています。
特に喫煙や飲酒などは重大な生活習慣病のひとつです。
おまけに冬の病気と思われがちな脳梗塞ですが、実は夏に多く発症している事が国立循環器病センターの調査で分かったので、今日は夏の脳梗塞について調べてみました。
目次
夏の脳梗塞は水分補給がカギ
夏は気温が上がるため、体が熱を発散しようと血管を拡張する為、血圧が低下します。
そして、汗が出る事により水分が不足すると血液がドロドロ状態となって、脳血管が詰まりやすくなります。
つまり、夏の脳梗塞は、体内の脱水症状が引き金になることが非常に多いそうです。
実は私の職場の上司も、去年の夏にいきなり「左手がしびれる」と言って、そのまま病院に行った事がありました。
幸い脳梗塞では無かったのですが、血液はドロドロだったそうです。
そこで、次は脳梗塞の前兆について見てみましょう。
脳梗塞の前兆について
脳梗塞の前兆はけっこうたくさんあります。
- 顔面も含めて、体の半分にしびれが走る
- 片方の手足に力が入らない
- ろれつがまわらなくなる、言葉が出ない
- 片方の目が見にくくなる、物が二重にみえる
- ふらついて立ってらいられない
これらの症状がみられたら、脳梗塞を疑った方がいいとされてます。
先ほどの私の職場の上司も、手足がしびれたら脳に異常があると
知っていたので、自ら病院に行ったのでした。
検査の結果、幸いにも脳に血管の詰まりは無かったのですが、
こういう迅速な対応は大切だと思いました。
みなさんも、少しでもそう言う症状があった場合はすぐに病院で
検査してもらいましょう!
夏の脳梗塞に対する予防策
実は脳梗塞の起こりやすい時期と時間帯は分かっています。
6月から8月の夏場、睡眠中と起床後2時間以内に集中して発症することがわかっているそうです。
なので、就寝前と起床後にコップ一杯ずつの水を飲むことが夏の脳梗塞予防につながると言われています。
とにかく、夏場はなるべく体内を水分不足にしないようにする事が 大事だと思われます。
若い人も年をとってる人も関係なく、常に水分補給を心がけ脱水症状にはくれぐれも気をつけましょう!