現在プロ野球界で、世界最速の球を投げるのがアロルディス・チャップマン投手です!
世界最速の169キロを出したのは2010年、パドレス戦でトニー・グウィン・ジュニア選手相手に投げた球でした。
その後は167キロ前後を行ったり来たりですが、2014年シーズンは平均速度が160キロを超えるなど、安定したスピードボールを投げています。
そんなチャップマン投手の練習方法と、野球をやる前の経歴が意外だったので合わせて紹介したいと思います!
目次
世界最速投手チャップマンの意外な経歴とは?
チャップマン投手はキューバで生まれ育っています。
子供の頃はやることが無いのか、その辺に落ちてる石を拾って投げて遊んでいました。
それでお母さんに、「人に当たったら危ない」とよく怒られていたそうですw
しかし、結果的に無意識ではありますが「投げる」と言う事を自然にやっていたのですから、やはり子供の頃からピッチャーになる片鱗みたいなのはあったのかも知れません。
ただ、そうやって石を投げて無意識に肩を鍛えていたものの、最初は全く投手とは関係ないポジションにいました。
しかも、野球と平行して「ボクシング」もやっていて、そのボクシングでも有能なセンスをみせていたそうです。
野球とボクシングの同時進行は14才まで続けられましたが、最終的にボクシングは諦めて野球に専念する事となりました。
チャップマン投手の体格からすると、現在の階級はヘビー級だと思いますが、肩が強いから相当強烈なパンチを打つ事が出来たと思います。
結果的に野球を選んだ訳ですが、2つ掛け持ちをやっていた時に、野球のコーチとボクシングのコーチが取り合いでケンカになったと言う話もあるので、どちらも才能があったと言う事ですねw
恐らくボクシングをやっていても成功してたのでは無いでしょうか?
チャップマン投手の変わった練習法とは?
現在もこの方法で練習してるかは不明ですが、キューバ時代では白い普通の球と黒い重い球を交互に投げて練習していたそうです。
また、黒い重い球は普通の球よりも2倍以上重くて、それを投げた後軽い球を投げると力を抜いたフォームで投げれると言います。
チャップマン投手はこの練習方法で、相当肩を鍛えられたとインタビューで語っていました。
これはある意味、理に適った練習方法ですね!
ボクサーなんかも少し重い物を持ってパンチを打つ練習をすると、普段のパンチスピードが上がったりします。
もともと肩が強い上に、こういったトレーニングを積む事で、世界最速のピッチャーへと成長して行ったと言う事ですね!
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終わりに
チャップマン投手が14才の時にボクシングを選択していたら、現在の世界最速の169キロは無かったと言う事になります。
一つの選択が人生を大きく左右する良い見本のように思いました。
チャップマン投手がなぜボクシングより野球を選んだのかまでは分かりませんでしたが、明らかに野球で正解でしたね!