こんにちは!
最近、認知症についての特集番組などが組まれてたりとか、認知症が世間の関心事の上位に来てるのを感じます。
実際、身近に認知症になった人がいると言う方も大勢いるかも知れませんね。
私の周りにも何人か軽度から重度までの認知症になった人が居ます。
特に最近、71才の叔母さんが重度の認知症になって、家族の名前さえも分からなくなったうえ、施設で一人寂しく亡くなったのには大変ショックを受けました。
最近では年寄りだけで無く、若い人にも認知症の症状が出る人も増えてるみたいなので、今日はそんな認知症について書いてみたいと思います。
目次
「若いからまだ大丈夫」と安心出来ない認知症
最近増えつつある、若年性認知症。
年齢が65歳に満たない人を対象とした病名ですが、若い人だと20代からかかる人も居るそうです。
原因としては、βアミロイドと呼ばれるたんぱく質の一種が、
何らかの異常で脳内に蓄積(正常な脳内ではすぐに分解される)
してしまっていることが原因だとする「アミロイド仮説」が有力だそうです。
治療法もこのアミロイド仮説に沿った治療法が研究されてるのですが、残念ながら
まだ完治させるような治療法は見つかって無いのが現状です。
しかし、症状の進行を遅らせる薬はいくつか開発されてるので、近い将来治せる薬が開発される事を期待してもいいと思います。
若年性アルツハイマーにならない為に出来る事
アルツハイマーを予防する方法は以前からいくつか挙げられています。
まず、食べ物としては毎日”魚”を食べる人は認知症の発症率が5分の1にると言われています。(魚に含まれるDHAが良いそうです)
次に運動。早めのウォーキングやサイクリングなどの、有酸素運動を2週間に一回30分以上されてる方は、認知症発症のリスクが半分になると言われています。
その他にも読書や音楽鑑賞などで6割減、昼寝を毎日30分する事で発症のリスクが5分の1に軽減すると言われています。
そして、特に効果がある予防方法はデュアルタスクと呼ばれる予防法です。
効果のある予防法を普段から取り入れて、認知症を予防しよう!
デュアルタスクと言う予防法は奈良県にある、 国立長寿医療研究センターが
軽度認知障害と診断された方100人を対象に行った、ある実験を基にしています。
その実験とは「運動+頭を使う」グループと、「健康講座だけを受ける」グループに分けて、半年間実験を行いました。
結果、頭だけを使ったグループに比べて、運動+頭を使ったグループの方が、脳の委縮を防ぐことができ、さらに記憶力が改善したという結果が得られたそうです。
デュアルタスクを分かりやすく言うと、何かの作業をしながら同時に他の事をやると言う事です。
例えばジョギングしながら足し算をするとか、サイクリングしながら戦国武将の名前を覚えると言った感じです。
特に運動しながら頭を使う動作に効果があるそうです。
アルツハイマー型認知症になると、デュアルタスクの能力が著しく失われて行くそうです。症状が進むと、どんどん色んな動作を忘れて行ってしまいます。
なので、普段から色んな事を同時にやる作業(デュアルタスク)をこなす事で、自然にアルツハイマーの予防になると言う訳です。
認知症と言うのは突然、朝起きたらなってたと言うのでは無く、小さな前駆症状が少しずつ現れてから発症します。
主な初期症状としては、
「同じことを何度も言ったり聞いたりする」
「置き忘れやしまい忘れが目立つ」
「物の名前が出てこなくなった」
「以前はあった興味や関心が失われた」
「怒りっぽくなった」
などです。
こう言う症状が目立ってきたら、迷わず病院で一度検査を受けられた方が良いと
思います。
とにかく、今そういう症状が無い方も、普段から認知症の予防に良いと
言われてる事を意識して生活に習慣として取り入れる事で、
将来的な予防につながると思います。
なので、是非「デュアルタスク」を普段の生活に取り入れ、少しでも認知症のリスクを軽減してみてはいかがでしょうか?