中国の関税当局で、センザンコウのウロコが3トン超も押収されたとの報道がありました。
価格は200万ドル(約2億3500万円)にもなるとの事ですので、かなり高級なものです。
しかし、ニュースを見た時「センザンコウ」ってなんだ?と気になったのでちょっと調べてみる事にしました。
目次
センザンコウの正体とは?
センザンコウとは、アルマジロに似た哺乳類です。
インドや東南アジア、アフリカなどで生息しています。
体長は小さいもので30-35cmくらい、大きいものでは55-65cmくらいあるようです。
また、ウロコがある所はアルマジロに似てますが、アルマジロと違う所はウロコがアルマジロの場合は装甲としての機能しか持っていないのに対して、センザンコウのウロコは縁が刃物のように鋭く、時には攻撃にも使われるようです。
守りのアルマジロと攻めのセンザンコウと言った所でしょうか。
戦えばどっちが強いのか・・・
ちょっと見てみたい気もしますね。
そして、今回押収されたセンザンコウのウロコ3.1トンで、推定7500匹のセンザンコウが殺されたと言う事です。
センザンコウのウロコには一体どんな用途があり、その肉は食用にされてるそうですが、一体どんな味がするのでしょう?
センザンコウのウロコの用途や肉の味は?
センザンコウのウロコの用途は様々で、中国やアフリカでは魔除けや漢方薬、媚薬の材料として珍重され、ベトナムなどでは楽器の素材として使用されてるようです。
また中国やアフリカでは、センザンコウの肉を食用にしていてなかなかの珍味だそうです。
どんな味かと言えば、食べた人の感想では
「味にこれといった特徴はありませんでしたが、猪肉にも似たしっかりしたお肉でとても美味しかったです。」
と言う事です。
日本に住んでると、肉といえばほとんど豚、鳥、牛しか食べませんから、どんな味がするのか少し食べてみたい気もします。
しかし、現在センザンコウは価値の高騰で密猟者が増えて絶滅危機に瀕しているので、まずは密猟を無くしてこれ以上数が減らないようにする事が先決ですね。
でも、ウロコに価値がある上に、その肉も美味しいとなればなかなか密猟をなくす事は難しいでしょう・・・・
まとめ
アルマジロとは違い、ウロコが鋭く攻撃にも使用されると言う事なので、センザンコウはかなり攻撃的な生き物なのかも知れません。
しかし、画像を見るととてもかわいらしい姿をしていると思いませんか?
こんなかわいい生き物がいつか消えてしまうのは勿体ないので、生息地の国で密猟がされないような環境をなんとか考えて欲しいものです。