いつの時代でも、どこの国でも最強とか最速とかそんな称号が気になるものです。
野球で言えば「世界最速のピッチャー」と言うことになります。
正直、160キロが出た時点で考えられない球速だと思ってましたが、色々調べると今はエライ事になってます!
今回はそんな史上最速のピッチャー、チャップマン投手とヒックス投手について紹介していきます。
目次
今の時代160キロ超えは当たり前!?
現在、史上最速のピッチャーはヤンキースのアロルディス・チャップマン投手とカージナルスのジョーダン・ヒックス投手です。
アロルディス・チャップマン
プロフィール
生年月日 1988年2月28日
出身 キューバ
身長 192cm
体重 97㎏
左投げ左打ち
2017年 ニューヨーク・ヤンキースに5年8600万ドルで移籍
チャップマン投手は、2010年9月24日 サンディエゴパドレス戦にて、プロ野球史上最速となる169キロをマークしました。
さらに翌年、4月28日のピッツバーグ・パイレーツ戦では球場の計測で、約171キロをマークしたものの、残念ながら公式には認定されませんでした。
この動画では18秒目くらいの所で169キロの速球を見れます!
確かにちょっと普通の投手の投げる速球とは一味違うように見えますね。
また、一昔前までは150キロでも怪物とか言われてた記憶がありますが、169キロの前では150キロなんてほんと普通に見えてしまいます。
そして、この169キロをマークした時にバッターボックスに立ってた打者が、後のコメントで「目の前を通り過ぎるまで見えなかった」と言っています。
日頃からトレーニングしてるプロの選手ですら「見えなかった」と言ってるくらいですから、一般人なんて到底打つことなど不可能でしょう・・・。
また、チャップマン投手は2014年シーズンで、速球の平均球速が100mph(160キロ)を超えたそうです!
つまり、チャップマン投手の投げるほとんどの球が160キロ台と言う事になります!
そして、2015年には史上最速となる292イニングで通算500奪三振を達成し、最速500奪三振でも記録を更新して1位となりました。
ここまで来ると、出来るだけ長く現役を続けてもらって奪三振王も狙って欲しいですね。
奪三振王についてはこちらの記事をどうぞ!
奪三振世界一のノーラン・ライアン!その驚くべき決め球と現在は何してる?
ジョーダン・ヒックス
プロフィール
生年月日 1996年9月6日
出身 テキサス州ヒューストン
身長 188cm
体重 83㎏
右投げ右打ち
ジョーダン・ヒックス投手は、2015年のMLBドラフト3巡目でセントルイス・カージナルスから指名された事で、大学進学をやめてプロ野球選手となりました。
ただ、ドラフトの順位は全体の105位だったので、最初はそれほど期待されて無かった投手と言えます。
しかし、その後メキメキと頭角を現し始めて、2017年にはマイナーリーグで22試合(先発19試合)に登板して、8勝3敗・防御率2.74・95奪三振の成績を残します。
そして、2018年にその実力が認められてメジャー契約を結び、3月にメジャーデビューすると、5月にいきなり世界最速タイ記録となる169キロを投げて注目を集めました。
ちなみに動画では「104」とか「105」と言う数字が出ますが、105mphが約169kmと言う事なので、ヒックス投手はこの回に何回も168キロや169キロを出してる事になります。
それを思うと、チャップマン投手は最近は怪我をして調子を崩してる事もあり、年齢的にもヒックス投手の方が先に170キロを出す可能性が高いかも知れません。
また、ホワイトソックスのマイケル・コペック投手も球速世界2位である168キロを投げてるので、今は160キロ台後半のボールを投げる人はけっこういます。
今後、どこまで球速は延びるのでしょう?
一応、体格と肩の強さに恵まれていれば、トレーニングしだいで人間がおよそ170キロまでは出せる事が分かりました。
さらに、それ以上のスピードを出すとなると、その上を行く体格とトレーニングを積めばそれ以上出る計算にはなります。
そして、チャップマン投手が192㎝なので、チャップマン投手並みの肩の強さがあり、尚且つ2メートルを超える体格があれば、もう少し記録は延びるかも知れません。
180キロまではいかないまでも、175キロくらいは狙えるかも・・・
しかし、こればっかりは色んな条件が揃って初めて可能になる事なので、身長さえあればいいと言う訳でも無く、中々適正な選手候補を見つけるのは難しいでしょう。
実際、トレーニングをしたら180キロ出せる能力の持ち主でも、野球とは全く無関係な状況に置かれていれば、日の目を見る事は無いですし・・・。
そして、今現在チャップマン投手とヒックス投手が世界最速ですが、スピードガンがまだ作られて無い過去に、ひょっとしたら170キロで投げてたプロ野球選手が居たかも知れません。
さらにもっと昔の2000年くらい前なら、そんな人ばっかり居たかも・・・・。
想像したらキリがありませんが、とりあえず今は最速記録を持つチャップマン投手とヒックス投手に現役のうちに少しでも記録を伸ばして貰いましょう。
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日本人の最速記録保持者は日本ハムの大谷翔平選手です!
プロフィール
生年月日 1995年7月5日
出身 岩手県
身長 193cm
体重 100kg
右投げ左打ち
2016年10月16日、パCSファイナルS・第5戦 日本ハム-ソフトバンクにて日本人最速となる165キロをマークしました!
やはり、今の日本では大谷翔平選手が一番球速を伸ばすのを期待できますね!
そして、チャップマン投手と大谷翔平選手の違いは、体格的にはほぼ見当たらないです。
どちらも190cmを超える長身で、しなやかな体をしています。
ただ、大谷翔平選手はピッチャーだけで無く打者としても優れているので、野球選手としての能力は完全に大谷翔平選手の方が上ではないでしょうか。
しかも、年齢的にもこれからまだまだ球速が伸びる可能性を秘めてます!
チャップマン投手は、ここ数年160キロ台は何度も投げていますが、169キロは2011年以来出していません。
そう思うと、チャップマン投手は年齢的にもそろそろ限界なのかも知れません。
そして、大谷翔平選手の方が先に170キロを出す可能性もありましたが、大事な肘をケガしてしまったので、今後どうなるかはこれからの状況しだいと言った所でしょうか。
ただ、ケガが治って完璧な状態で投げる事ができれば、ポテンシャル的には170キロを出せる能力は十分あると思うので、是非最速記録を伸ばして欲しいと願います。
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終わりに
2018年現在、まだ球速170キロの公式記録は出てないようですが、ヒックス投手を先頭に若い投手が170キロ近い球をどんどん投げています。
なので、近いうちに当たり前のように何度も見れるようになるかも知れません。
そして、いつか大谷翔平選手も、周りのメジャーリーガーに影響を受けて170キロを出してくれると相当盛り上がりますね。