基本的に、マラソンやジョギングなどの有酸素運動は体にいいとされています。
有酸素運動が体にいい理由は、心肺機能や基礎代謝の向上、ストレス緩和・発散など身体的にも、精神的にも色んな面で効果がある所です。
しかし、これも正しいやり方でやってる分にはいいのですが、間違ったトレーニングをすると返って体に害を及ぼすようになると言われています。
そこで今回は、マラソンやジョギングの効果や、正しい走り方について紹介したいと思います!
目次
マラソンやジョギングの効果とは?
マラソンやジョギングなどの有酸素運動で得られる効果は、主に以下の通りです。
- 心肺機能の向上
- 基礎代謝の向上
- 血管の柔軟性向上
- 体脂肪燃焼
- 脳の活性化
- 足腰の強化
- ストレスの緩和
心肺機能の向上
心肺機能が向上すると、心臓の血液循環能力が高まる事で基礎体温の上昇につながり、抵抗力が大幅UPする事になります。
なので、自然に体が強くなり風邪などひきにくくなる効果があります。
基礎代謝の向上
基礎代謝とは、運動などしていない時に消費するエネルギー代謝の事です。
基礎代謝は加齢とともに悪くなっていくので、年をとると太りやすくなるのはこの為です。
なので、基礎代謝を向上させると太りにくい体質になり、ダイエットなどにも効果があります。
血管の柔軟性向上
柔軟性のある血管は、血の流れを良くして血圧を下げる効果があり、強い圧がかかっても破れにくい丈夫な血管となります。
また、毛細血管などの末端への血液循環も良くなり美肌効果も得られます。
体脂肪燃焼
体脂肪を燃焼させる事で、体の余分なぜい肉が落ちてダイエット効果が期待できます。
脳の活性化
有酸素運動によって、血液循環がよくなりその分普通よりも多く酸素と栄養が行き渡る事になるので、記憶力、理解力、判断力などの脳機能がUPして、ボケを防止する効果もあります。
足腰の強化
足腰は全ての健康の源であり、走る事でそれらが強化されます。
全身の筋肉は7割が足に集中しているので、足を鍛えれば骨も丈夫になり老化を防ぐ効果があります。
ストレスの緩和
体を動かす事で体に溜まった余分なエネルギーが発散され、ストレス解消になります。
ストレスを溜めない事で、精神的にも肉体的にも常にリラックスした状態を維持できる効果があります。
効果のある走り方や健康を害すトレーニングとは?
基本的にマラソンやジョギングなどの有酸素運動は、長時間走ればその分効果が上がると言うものではありません。
健康効果があるとされる最低限のやり方は、なるべく毎日10分~15分程度のジョギングか、30分~1時間程度のウォーキングを欠かさないでやる事とされています。
それだけで、やらない人よりも死亡リスクが30%低く、心臓疾患で死亡するリスクが45%も低いとの結果が出ています。
これは、長時間トレーニングをしている人と比べても数字的には変わらないので、長く走ったからと言って効果が伸びる訳では無いようです。
そして、有酸素運動は確かに上記のような感じで走る分には健康的なのですが、走る環境やトレーニング方法によっては逆に害になる場合もあります。
例えば、ランニングやジョギングでは無く、マラソン選手並みにハードなトレーニングをして走ってる人は健康的な恩恵は受けていないと「ブリティッシュメディカルジャーナル」にデーターが掲載されていました。
さらに、マラソンなどの長い距離を早すぎるスピードで何年にも渡って走ってるような人は、心臓を損ない寿命を縮めていると言われています。
この他にも、マラソン大会で記録を伸ばそうと無理して限界ギリギリまで追い込んで走った人は、大会のあと免疫力が低下したせいで風邪などひきやすくなったと言う例も報告されています。
なので、何でもそうですが、無理して苦しくなるくらい走ったりするのは逆効果だと言う事がわかります。
それに比べて、50歳以上を対象にした研究結果では、定期的に短い距離を楽なペースで走ってる方は、走らない人と比べて身体の障害や病気が少なく、早期死亡リスクが50%も少ないことが判明しています。
これらを考えると、健康を維持する為にマラソンやジョギングをされる方は、出来れば毎日わりと短い距離を楽なペースで走ったり、歩いたりするのが一番です。
本格的にマラソンをやられている方以外は、ゆっくり楽なペースで走る事を心がけてトレーニングしてみて下さい!
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終わりに
やはり健康を維持するには、毎日の運動は欠かせないと言う事がわかります。
中でもマラソンやジョギングなどの有酸素運動が一番効率良く、健康を維持する運動だと思います。
ただ、走るのに慣れてくるとだんだん無理してしまいがちですが、健康維持の為には毎日楽なペースで走ったり歩いたりするのが大切です!