河瀬直美監督の再婚した夫と子供は?すごい経歴や映画の評判は?

有名な映画賞であるカンヌ国際映画祭で、今まで新人監督賞や審査員特別大賞など、数々の映画賞を受賞してきた河瀬直美監督。

2013年には 日本人監督として初めてカンヌの審査員を務めるなど、映画監督として近年めざましい活躍を続けています!

ただ、決して妥協しない映像に対するこだわりから、 役者やスタッフなどから賛否両論の評価を受けるなどその作品作りも話題になっています。

そんな河瀬直美監督とは一体どんな人物なのでしょう?

今回は河瀬直美監督の経歴や作品、私生活などについて紹介していきます!

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河瀬直美監督の経歴や作品について

河瀬直美

生年月日 1969年5月30日生まれ
出身地  奈良県

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河瀬直美監督は、1989年大阪写真専門学校卒業後、同校の講師を務めながら、8mm作品「につつまれて」「かたつもり」を制作し注目を集めます。

これらの作品は、実父と生き別れ実母とも離別し、母方の祖母の姉に育てられた河瀬監督自らの特殊な境遇から制作された作品で、その独自の世界観が評価されたようです。

そして1997年、自身初の商業作品となる「萌の朱雀」で、いきなりカンヌ国際映画祭カメラ・ドール賞(新人監督賞)を史上最年少で受賞!

その10年後の2007年、同じカンヌ国際映画祭で「殯の森」(もがりのもり)が、今度は最高賞に次ぐグランプリを受賞します。

「殯(もがり)」とは、「喪上がり」が転じて死者との別れを惜しむ期間、あるいは場所を指すのだそうです。

この作品もカンヌでグランプリを受賞してはいますが、一般の観客の声は賛否両論です。「全く理解出来ない、つまらない」と言う人と、映画の中に河瀬直美監督の思想を見出して絶賛する人もいます。

個人的な意見として、映画の表面的な部分(映像とストーリー)しか見ない人はつまらなく感じ、映画の意図を自分で想像したり感じたり出来る人は面白く感じるのでは無いでしょうか。

何にしても、この映像と独特の雰囲気は河瀬直美監督にしか出せないものだと思います。

その後、河瀬直美監督の評価は国際的にますます高まり、2009年には第62回カンヌ国際映画祭で、映画祭に貢献した監督に贈られる「金の馬車賞」をアジア人で初めて受賞します。

さらに2015年、フランス芸術文化勲章シュヴァリエ章を日本人女性映画監督として初めて受章しました!

これだけ国外から評価されてる女性監督は、日本では河瀬直美監督くらいではないでしょうか。

河瀬直美監督が初めて他作を撮った「あん」とは?

基本的に河瀬直美監督は自作の作品以外は撮らない主義を通して来ました。

しかし、2015年5月公開の「あん」は初めて自作以外で撮った映画となりました。

その理由は一体何だったんでしょう?

「あん」はドリアン助川さんが2013年2月に出版した大人気小説です!

出版直後から評判となり、NHKでラジオ連続ドラマを6回もやったそうです。

そして、当然これだけ評判がいいのでその後、色んな所から映画化のオファーが入りました。

しかし、

「見えないものを見ようとする人の物語。そんなものを撮れる人は河瀬直美さんしかいない」

と、原作者のドリアン助川さん自ら河瀬直美監督に手紙と原作本を送って、この「あん」の映画化をオファーしました。

そのオファーを受けた河瀬監督が、

「号泣しました。私でいいんですか」

と、原作の素晴らしさに感動して返事をしたのが映画化の始まりです。

その後、原作者のドリアン助川さんが映画の主人公を樹木希林さんを想定して書いていた事から、河瀬直美監督も自ら樹木希林さんに出向いて口説きに行ったそうです。

そうして、この「あん」は2014年1月にスポンサーゼロでスタートしましたが、次々とスポンサーも決まって、2015年6月にカンヌ国際映画祭のオープニング作品に迎えられました。

さらにカンヌで上映後2週間で、40カ国での上映も決まり大成功を収めました。

なかでも、地中海にある小さな島、マルタの映画祭では作品賞と主演女優賞を獲得しており、興行収入も自身最高の5億円を達成しています!

この作品をキッカケに、今後も原作が良ければ他の作者の作品でも、映画化してくれるようになるかも知れませんね。

それはそれで非常に楽しみです!

河瀬直美監督の再婚した夫と子供について

映画監督として活躍目覚ましい河瀬直美監督ですが、私生活はどんな感じなのでしょう?

河瀬直美監督は、1997年に一度目の結婚をしています。

相手は同じ映画監督でありプロデューサーの仙堂武則さんです。

 

仙堂武則さんはどちらかと言えばプロデューサー業が本業で、代表的なものでは「リング」「らせん」などを手掛けています。

そんな仙堂武則さんとは、3年後の2000年に離婚しています。

離婚理由は「考え方の違い」だったようです。

やはり監督業のような「思考」する者同士は、ちょっとした事でも譲れなくなってしまうので、意見が合ってる時はいいのですが、合わなくなるとダメになるのでしょうね・・・。

そして、この結婚では子供はいなかったようです。

そして、次は2004年に子供が生まれてるようですので恐らく再婚はもう少し前なのでは?と思いますが、その辺の詳しい情報が出てきていません。

夫とされている方は、河瀬直美監督の同郷の同級生のようです。一般の方なので、名前や写真などは一切明かされていません。

また、子供は男の子で名前は「光祈」君と言います。

2004年生まれなので、現在は中学生になっている頃だと思います。

しかし、母親がこれだけ有名で有能な映画監督だと、当然子供も影響を受けるでしょから、この先息子さんも映画を撮るようになるかも知れませんね!

新作映画について

そして、河瀬直美監督の一番新しい作品は「光」です!

この作品は前回の「あん」がきっかけで発想が生まれたようで、弱視のカメラマンと、視覚障害者向けのバリアフリー映画の音声ガイドを製作するヒロインの、心の交流を描いた物語と言なっています。

主人公は前回に引き続き永瀬正敏さんが演じていて、ヒロインには人気上昇中の水崎綾女さんが演じています!

とにかく演技派の2人の熱演が際立っていて、物語にグイグイ引き込まれます。そして、美しい映像がその演技にさらに輝きを与え、見終わった後はジーンとする感動に浸る事ができます!

ちなみにこの作品は「カンヌ国際映画祭」に出品され、独立部門で「エキュメニカル審査員賞」を受賞し、日本人女性監督として初の受賞となりました。

 

そして、河瀬直美監督は永瀬正敏さんを役者としてすごく評価していて、今後の河瀬映画には必ず出演するようになるのではないかと思います。

また、ヒロインの水崎綾女さんの演技力も高く評価されているので、今後の活躍が楽しみな女優さんです!

水崎綾女さんはすでに結婚されていますが、気になる夫についてはこちらの記事に書いてあります!

関連記事⇒水崎綾女の結婚した夫の性格や出会いとは?親や兄弟の関係は良好?

そして、河瀨直美監督は「2020年東京オリンピック公式記録映画の指揮(監督)」に任命されていて、その映画が2021年に公開されると言う事です。

なので、人間観察の鋭い河瀨直美監督が東京オリンピックをどのように撮るのか非常に楽しみでもあります。

今後の河瀨直美監督の活動に注目です!

終わりに

映画にも色んな映画があります。

派手なアクション映画もあれば、人をひたすら怖がらせるホラー映画もあります。

そんな中で、河瀬直美監督の映画と言うのは「人間の本質」を描いたものだからこそ、伝わる人には心に深く刺さるし、伝わらない人には「つまらない」となるのかも知れません。

しかし、国際的にもこれだけ評価されてると言う事は「人間の本質」に国境は無いと言う事です。

なので、河瀬直美監督の作品を一度見てつまらないと感じた人は、また時間が経ってから見直してみると、その時見えなかった物が見えて新しい発見があるかも知れません。

そして、河瀬直美監督の作品を見て「人間の本質」が見えた時、初めて作品の凄さが分かるのではないでしょうか。

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