野球の攻撃で一番盛り上がるシーンがホームランです!
現在、プロ野球で打ったホームランの世界記録は王貞治さんの868本ですが、アメリカではバリー・ボンズの762本が支持されているようです。
ギネスブックも、球技においてはリーグによってのレベルが必ずしも平等でないという観点から、競技全体の世界記録と言う明言を避けて、確認できる最高記録の一つとして併記しています。
そんなホームランの中でも、「飛距離」の世界一は誰なのでしょう?
そして、一体何メートル飛ばしたのでしょう?
ちょっと気になったので調べてみました!
目次
ホームラン飛距離世界一は誰?
現在、確認されてるホームランの飛距離世界一は、1960年にミッキー・マントルが出した193mとされています。
ミッキー・マントル
プロフィール
生年月日 1931年10月20日
出身地 アメリカ・オクラホマ州
身長 182cm
所属チーム ニューヨーク・ヤンキース
1968年9月28日引退
1995年没(がんで病死)
ミッキー・マントルは、1951年にニューヨーク・ヤンキースでメジャデビューして、1956年には三冠王を獲得するほどの選手でした。
また、ミッキー・マントルはスイッチヒッター(左右どちらでも打てる人)としても有名で、現在でも唯一のスイッチヒッター三冠王としてメジャーの記録に残っています。
そんなミッキー・マントルが最も注目されたのは、ホームランの飛距離です!
ただのホームランでは無くて、ミッキー・マントルの場合はとにかく特大ホームランを打つ回数が多く、球史に残るような一発を何度も打っています。
最初に注目されたのは1953年4月17日の試合で、その試合で打った一発がスタンドを飛び越えて遥か彼方の場外にまで飛び出して行きました。
その打球を探し出して飛距離を測った所、約172mと言うとんでもない数字がでました。
しかし、それはボールが場外に落ちて転がった所なので、正確な飛距離とは言えないとの声もあります。
ただ、そんな感じのホームランを連発していたと言うのですから、ミッキー・マントルは本物の飛ばし屋だったのだと思います。
そんな中、1960年にデトロイトで打った超特大ホームランが推定193mとして、ギネスブックに登録される事になりました。
その後も、推定201m飛ばしたとかの記録もあるそうですが、ギネスブックに登録されてるのは193mとなっています。
ちなみに、日本では2005年にアレックス・カブレラが西武ドームで打った打球が、レフトの屋根に当って推定180mと記録されているのが最高記録です。
日本人の最高記録は?
そして、日本人の最高飛距離はこれも諸説あってどれが本当かはなかなか判断しにくいのですが、恐らく近年では松井秀喜選手の推定約140mが最高ではないかと思います。
過去で言えば、1940年代~1950年代に中西太(西鉄) や大下弘(東急)が特大ホームランを打ったとの記録が残っていて、推定160m~170mは飛んでいたと言われています。
ただ、ホームランは正確な飛距離を出すのが難しく、野外球場は場外に出ると正確な着地地点が特定できませんし、ドームは壁か屋根に当たるので特定出来ません。
なので、どうしてもホームランの飛距離は「推定」とでしか表現出来ないのが現状です。
しかし、今の科学技術をもってすれば打球の角度とスピードで、ある程度正確な飛距離は出せそうな気もするのですが、今のところそんな装置は無いようです。
今後、そういう所にも技術の進歩が行き届いて、正確な飛距離が出せるようになればもっと野球観戦が面白くなるかも知れません。
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終わりに
日本の主な野球場の、一番遠いとされる真正面のホームランまでの距離が約122mなので、その上のバックスクリーンなどに当たれば140m~150mは飛んでると推測出来ます。
ましてや、場外に飛んでいくとなれば180mや190mと言っても不思議ではありません。
ホームラン数は国のレベルの違いで世界記録を出せませんが、飛距離はリーグのレベルは関係ないので、是非正確な飛距離が出せる機械を作ってほしいなと願います。
コメント
子供の頃に読んだプロ野球記録集には最長ホームランは中西太選手が打った154mであると書いてありました。推定の記録はだんだん大きくなっていくようです。