「なんか寒気がする」とか、「気味が悪い」と感じた時に、私達はすぐに「塩」を持ち出して清めようとします。
実は、それは霊に対しては何の効果も無いって知ってましたか?
そもそも「盛り塩」自体の意味も、昔と今とでは全く内容が変わっていて、現代では勝手に「盛り塩」=「霊」みたいな図式になってしまってます。
今日はそんな、霊を感じた時にやるべき正しい行動について紹介したいと思います!
目次
「盛り塩」は霊に何の効果も無い!?
確かに塩には清める効果があるそうですが、それで「霊」を払う事にはなりません。
霊が出たらとにかく「塩」みたいな事を書いてる文献はいくらでもありますが、なんでそれが効果があるのか?どんな根拠があるのか?と、完全に納得できる解説をしてる物を見た事がありません。
それは、単に昔から言い伝えられてるからとか、みんなそうやってるからみたいな流れで言ってるだけだと思います。
塩がなんで「清める効果がある」と昔から言われてるのかは諸説ありますが、一番説得力があるのは「昔は病気になる事が一番の恐怖だった」と言う説です。
古代では、今ほど医療が発達していなかったので、病気にかかると治療法が分からないのでそのまま死に直結する確率が高ったと思います。
そして、病気になる原因としては、やはり食べる物からの影響が大きいので、食べ物の傷みを防ぐ為や殺菌の為に「塩」を使うようになりました。
それが結果的に身体を守る神聖な「道具」となり、ばい菌を殺菌するので「清める効果がある」と解釈されて現代に伝わってると言う説です。
確かに昔の状況などを考えると、塩には殺菌効果があるので、命を奪うばい菌から身を守ってくれる塩を神聖なものとして扱うのは納得できます!
しかし、霊とは何の関係もありません。
盛り塩について
そして「盛り塩」ですが、これも元の話をさかのぼれば「霊」とは何の関係もありません。
盛り塩も諸説ありますが、それらを要約すると、始皇帝が今日の愛人を選ぶのに自分では選べないので牛車の止まった家に行くことにしていました。
たくさんいる愛人は自分の所へ来てほしいが為に、始皇帝の乗る牛車が自分の家に止まるように、牛や馬のような草食動物が好きな「塩」を家の前に盛ったと言う説です。
あと、日本ではよく商売繁盛の為にお店に盛り塩をしてるのを、たまに見かける事があります。
これは「神道」から来ていて、神に捧げる神聖な供え物(塩)として扱ってます。
神に神聖な塩を捧げる事で、その店が「商売繁盛しますように」と願をかけてるのですね!
霊を払う事とは何の関係もありません。
盛り塩が霊を払うのに逆効果の理由
盛り塩の由来を見ても分かるように、結局「盛り塩」と言うのは人寄せや商売繁盛を引き寄せたりするものに使うものです。
なので、払うのでは無く「引き寄せる」効果があるものなのです!
塩に霊を清める根拠が無いうえに、そもそも引き寄せの為に使う道具なので、そんなものを霊が出る所に置いておいたら増々霊が引き寄せられて来る事になります。
そう言う理由から、霊が出る所に「盛り塩」は逆効果と言う事になります!
では、霊がでたらどうやって対処すればいいのでしょうか?
霊が家に出たらやる事とは?
基本的にその家に住んだ時から霊を感じたり、出たりするのは元々そこにいる地縛霊の可能性が高いです。
そして、以前はそんな事無かったのに、急に出るようになったとか感じるようになったのは、恐らくどこかから連れてきたと言う事でしょうか。
しかし、どっちにしろ余程の事が無い限り霊が悪さをする事は無いですし、あの世に行かずにこの世をウロウロしてるのは、自分が死んでる事に気付いてないか、未練や執着があるからです。
基本的に通常、霊は人には見えませんし感じる事も滅多にありません。
なぜかと言うと、生きてる人間と霊体の波長(振動数)が全く違うからです。
しかし、あの世に行ってない幽霊は未練や執着があるので、エネルギー的にもものすごく暗いです。
なので、暗い気持ちでいる時や、心霊番組や肝試しで霊に対して関心を向けたり、気持ちを集中させると、暗い霊体との波長が合ってそういう霊体を引き寄せたり見たりする場合があります。
しかし、再び明るい気持ちになって、普段の生活で「霊」の事など全く考えない状況になると、波長が合わないので再び霊を感じたり見たりする事はなくなります。
もし、霊が家に出たり感じたりした場合は、波長が霊に合ってる可能性が高いので、なるべく意識を霊から離すようにする事が大事です。
要は霊に波長を合わせなければ、見る事も感じる事も無いと言う事です!
しかし、一旦霊を見たり感じたりしてしまうと、中々気持ちを霊からそらすのは難しいかも知れません。
そういう時は、気持ちをリセットさせる意味も込めて、一度近くの神社などでお祓いをしてもらうのもいいかと思います!
お祓いをして貰ったら「これで霊が取れた」と言う安心感で、霊に対する関心が少なくなり、普段の明るい気持ちに戻るキッカケとなります!
とにかく明るい、前向きな気持ちでいる事が何より大切です!
それでも霊が頭から離れない場合は?
しかし、中には「お祓いをしても霊から頭が離れなくなってしまった」と言う方もいるかも知れません。
そんな方は、逆にもっと関心をよせて詳しくなると言う手もあります。
一体霊とはなんだ?なんで見えるんだ?と片っ端から霊についての文献を読み漁ってみるのもいいかも知れません。
そうやって霊に詳しくなる事で、自分で霊に対する「答え」を見つける事が出来れば、そんな事で悩む事も無くなるのではないかと思います。
そもそも幽霊が怖いと思うのは、要するに「分からない」「知らない」からだと思います。
幽霊って何なのか、どんなものなのかをある程度理解する事によって、訳のわからない恐怖からは少しは解放されます。
ちなみに私が霊に対して、ある程度の納得を得た本が死後探索(1) [ ブルース・モーエン ]になります。(図書館に行けばだいたい置いてるので、買わなくてよいと思います)
この本に書いてある事が本当かどうかは分かりませんが、シリーズが4作もある大作で、かなり説得力もある内容です。
「死んだらこうなるのか」と言う事と、「霊」と言うものについてけっこう理解できるようになるので、全く知らないよりは安心できるようになりますよ(^o^)
興味がある方は一度読んでみて下さい!
終わりに
とにかく家に霊が出たり感じたりしたら、決して「盛り塩」や塩で払ったりはできないと言う事と、なるべく霊に関心を寄せない(波長を合わせない)と言うのが基本です!
それでも霊障があって日常生活にまで支障がある場合は、霊と対話できる霊能者などに相談される事をおすすめします!