お酒って体に良いのでしょうか?悪いのでしょうか?
今も昔も、その辺の事は色々言われていて結局どっちなんだ?って思ってる方も多いのでは無いでしょうか?
「百薬の長」と言われたり、「百害あって一利なし」と言われる時もあります。
今日はそんな、お酒の気になる効能などについて紹介したいと思います!
目次
お酒は本当に「百薬の長」なの?
まず、お酒の良いと言われてる部分をピックアップしてみます!
赤ワイン
ポリフェノールが豊富で、活性酸素の抑制、脳梗塞や動脈硬化の予防、糖尿病の改善、がん予防に効果がある!
白ワイン
殺菌効果が絶大なので、食中毒などの予防になる!
ビール
ビタミンやミネラルが豊富で、美容に良い!
日本酒
美白、美肌効果や老化防止。あと他のお酒に比べて体温上昇率が高いので、血行促進の効果もある!
焼酎
血栓を溶かす酵素が含まれているので、血液をさらさらにする効果がある!
あと、何よりお酒はストレス解消にとても良いとされています!
ここに挙げただけでも、お酒ってやっぱり体にいいんじゃ無いかと思ってしまいます。
飲みすぎはダメだけど、適量なら体に良さそうです。
しかし・・・・
ここからお酒についての本当の部分を書いていきます ・・・。
お酒の本当の正体とは?
お酒には色んな体に良い効能があると言っても、言い換えればただのアルコールです。
アルコールは、もともと体には必要の無いものです。
肝臓はアルコールが体内に入ると「毒」として判断し、即刻分解して体内から出そうとします。
だから、アルコールが体内に入れば入るだけ肝臓は毒を体外へ出す為に、常にフル稼働しなくてはなりません。
人間の体も言わば消耗品ですので、使えば使う程消耗していってしまいます。
永遠に新品のままで過ごす事は出来ないのです。
だから、アルコールを毎日体内に入れ続けて肝臓をフル回転させればさせる程、その機能のリミットに近づきます。
アルコールを分解する肝臓のリミットが来てしまったら当然、肝臓は壊れます!
時々芸能人の方も、大酒飲みの方がアルコール性肝炎や肝硬変、さらには肝臓ガンとなり死に至るのをよく見かけますね。
結局、お酒の正体とはただの「毒」とみなす事も出来ます!
実際、最近の研究結果で、お酒とガンとは直接的な関係があると証明されています。
なぜお酒を飲むとガンになりやすいのか?リスクを減らせる飲み方とは!
アルコールの影響は肝臓だけではない!?
アルコールの影響は肝臓だけではありません。
慢性アルコール中毒の患者の脳に、高確率で萎縮が見られる事は以前から指摘されています。
つまり、少なくともアルコールが脳細胞に影響を与える事は事実です。
よく問題視されている「認知症」も飲酒による影響が指摘されています!
施設に入所している認知症の高齢者の29%は大量飲酒が原因の認知症と考えられたという調査結果があります。また別の調査では、過去に5年間以上のアルコールの乱用または大量飲酒の経験のある高齢男性では、そのような経験のない男性と比べて認知症の危険性が4.6倍、うつ病の危険性が3.7倍と報告されています。このように大量の飲酒は、認知症の危険性を高めることが示されています。 参照元e-ヘルスネット
と言う事で、アルコールは肝臓だけでなく脳にも影響を与えてる事が分かります。
アルコールによる人生への影響
アルコールは、人間の臓器に対する影響だけではありません。
世間ではよくお酒に酔って暴行したとか、痴漢したとかで人生を棒に振る人をよく見かけます。
お酒で酔っぱらって頭がバカになり、理性も失い自分でも何をやってるのか分からなくなって、気付けば職も家庭も失っていたなんて事はいくらでも聞きます。
おまけに、大量に飲み続けたら脳が萎縮して認知症や肝臓病になる確立も高くなり、もっと生きれたのに早死にして家族を路頭に迷わす事にもなってしまいます。
要するに、アルコールが人生の幸・不幸を左右すると言っても過言ではありません!
良いか悪いかの判断は、結局自分次第
色々書いてきましたが、全ての人にこれが当てはまるとは思えませんw
ちゃんと量をコントロールして、お酒をほどよいストレス解消に利用してる方も大勢いるでしょう!
とはいえ、お酒が「毒」で肝臓はその毒を体外へ出そうとフル回転してる事は事実なので、決して体に良い飲み物とは言えません!
しかし、お酒を飲む事で楽しい時間を過ごせたり、耐えきれない苦しみを紛らわせる事で最悪の事態を回避させたりする効果もあると思うので、一概にすべてにおいてお酒が悪いとも言い切れません。
体の状態と心のバランスの取れるお酒の飲み方が、一番いい飲み方なのかも知れませんね!
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終わりに
お酒は、人体に対する影響を見るとそんなに良い飲み物ではありませんが、精神面で見るとそこそこ役立つものなのかな?と思います。
しかし、これも飲み過ぎると人生を棒に振る事になってしまいますので、色んな意味でやはりお酒はほどほどにした方が良さそうです。